備えは大切ですね
ウェザーニュース
ウェザーニュース、山口さんのQ&A
1987年千葉県東方沖地震
地震学的概要
1987年12月17日、千葉県房総半島の九十九里浜付近は、地震によって揺れた。この地震の震源地は北緯35度22.5分、東経140度29.6分に位置し、深さは57.9kmであった。マグニチュード6.7と記録され、逆断層成分を含む右横ずれの断層様式を持っていました。地震発生の約15秒前には、マグニチュード2.7の前震がありましたが、津波は観測されていません。
発生要因
この地震の背後には、関東地方南部の複雑な地殻構造が影響しています。具体的には、表層の北アメリカプレートの下に、相模湾(相模トラフ)から沈み込むフィリピン海プレートと、日本海溝から沈み込む太平洋プレートが存在し、この地震はフィリピン海プレート内での断層運動によるスラブ内地震でした。
被害状況
千葉県では広範囲に渡り震度5の強震が記録され、死者2名、重傷26名、軽傷118名の人的被害が出ました。建物の被害も甚大で、全壊16棟、半壊102棟、一部破損6万3692棟、火災発生3棟となっています。さらに、山地の崩壊や斜面崩落による被害もありました。液状化現象による被害も、九十九里浜沿岸や東京湾沿岸、利根川流域沿岸で発生しています。
その他の影響
この地震により、防災行政無線の機能が混乱し、情報伝達に支障をきたしました。また、伊豆半島の宇佐美温泉では、地震後に源泉の温度上昇が観測されました。
備えておきたい防災グッズ
地震が起きた際に備えて持っておきたい防災グッズには、生存に必要な基本的なアイテムから、より快適に過ごすためのサポートアイテムまでさまざまあります。以下に主要なものをリストアップします。
必須の防災グッズ
- 水と食料 – 最低3日分の飲料水(1人あたり1日3リットルを目安)と、非常食(缶詰、乾パン、レトルト食品など)。
- 懐中電灯と予備の電池 – 停止した電気を補うため。LEDタイプが長持ちします。
- ラジオ – 手回し充電式が便利。災害情報を得るため。
- ファーストエイドキット – 応急処置用の医薬品、消毒液、絆創膏など。
- 予備の衣類 – 季節に応じた替えの衣類と雨具。
- 毛布や寝袋 – 保温用具。
- 現金 – 電子決済が使えない場合に備えて。
- 重要書類のコピー – 身分証明書、健康保険証、重要な連絡先など。
- マスクと手袋 – 衛生用具として、また瓦礫などを扱う際に。
- 携帯トイレ – 衛生的な環境を保つため。
- マルチツールやナイフ – さまざまな場面で役立つ工具。
- 防災用ヘルメットや作業手袋 – 身を守るため。
追加で持っておくと便利なアイテム
- ポータブル電源 – スマホや小型電化製品の充電に。
- 非常用簡易トイレ – 水が使えない状況でも役立ちます。
- 保存水 – 長期保存が可能なパック水。
- ウェットティッシュやアルコール消毒液 – 衛生管理に。
- ガスコンロや固形燃料 – 簡易的な調理に役立つ。
- 耐水性のバッグ – 防災グッズを一箇所にまとめ、携帯しやすくする。
- 防犯ブザー – 緊急時に周囲に知らせるため。
- 地図 – 電子機器が使えない場合のために、地域の紙の地図。
- 筆記用具とメモ帳 – 情報を記録するため。
これらのアイテムは、地震などの災害時に自分自身と家族を守るための基本的な準備です。地震発生時は、予測不能な状況が発生するため、これらのグッズをあらかじめ準備し、定期的に内容物を確認・更新しておくことが重要です。
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