メガソーラー発電所で爆発、蓄電池に水がかかると危険なため水が使えず

電気系火災は怖い

関東電気保安協会　電気教室

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蓄電池に水がかかると、さまざまな危険性が生じます。特にリチウムイオン蓄電池などの一部のタイプでは、水と反応して危険な化学反応を引き起こす可能性があります。蓄電池に水がかかった際の主な危険性には以下のようなものがあります：

1. 短絡（ショート）: 水は電気を通しやすいため、蓄電池の端子間に水がかかると、短絡が起こりやすくなります。短絡によって大量の電流が流れ、過熱や火災の原因となることがあります。
2. 化学反応: 特にリチウムイオン蓄電池は、水と反応して熱や有害なガスを発生させる可能性があります。リチウムは非常に反応性が高く、水と触れるとリチウムハイドロキシドと水素ガスを生成し、これが火災や爆発のリスクを高めます。
3. 腐食: 水が蓄電池の内部に入ると、電極やその他の部品が腐食しやすくなります。これにより、蓄電池の性能が低下したり、最悪の場合、使用不能になる可能性があります。
4. 漏電: 水が絶縁体に侵入すると、絶縁性能が低下し、漏電のリスクが生じます。これは、人体に触れた際の感電事故につながる可能性があります。

これらの危険性を軽減するためには、蓄電池を水から遠ざけ、湿度が高い場所や水のかかる可能性のある場所での使用や保管は避けることが重要です。万が一蓄電池に水がかかった場合は、すぐに専門家に相談し、安全な処置を取ることが必要です。